オリゴ糖をはじめるなら摂取量にも注目!

オリゴ糖の魅力を教えてくれるサイトや雑誌はたくさんありますが、いざ実践してみようとすると、「オリゴ糖を摂取することで腸内環境が整い、さまざまな効果があることはわかったけれど、じゃあいったい一日にどれぐらい摂れば効き目が出てくるの?」という疑問がわいてくると思います。

 

せっかくお金をかけてはじめるのであれば、その効果は最大限に引き出してあげないともったいないですよね?

 

なんとなく飲み物や食べ物に混ぜるのではなく、毎日の摂取量を意識することでその効果をさらに高めることができます

オリゴ糖の1日あたりの適量は?

スプーン何杯が適量?

ですがすぐに「オリゴ糖の適量は○gです!」と断言することはできません。

 

なぜなら、オリゴ糖の種類や、摂取する人によって適量は様々で、一概には言い切れないからです。

 

 

このサイトでも度々ご紹介している通りオリゴ糖にはたくさんの種類があり、製品によっては形状も液状、粒状と様々だったりするので、実ははっきりと「1日何グラム摂れば効果的」とは言い切れないのです。

 

 

また、摂取する方の年齢や体調にも考慮しなくてはいけません。オリゴ糖は体内で消化されにくい性質をもつ「難消化性」の食品です。オリゴ糖をあまりたくさん摂りすぎても腸で処理しきれず、そのまま便となって出てしまうのです。これでは摂取できていないのと同じ。

 

また、難消化性の食材は体質によってはおなかがゆるくなり、下痢のような症状になって現れることがあります。一度にたくさん摂取すればいいというわけではなく、適量の摂取を継続することで理想的な効果が生まれます。

 

以上をふまえた上で一般的には、大人の方であれば純粋なオリゴ糖を一日約5グラム(ティースプーン1杯程度)摂取することが望ましいとされています。また、種類ごとの摂取量はまとめていますので以下の表をご覧下さい。

 

オリゴ糖の種類 1日あたりの目安摂取量

フラクトオリゴ糖
(にんにく、アスパラガス、たまねぎなどに含まれる)

3〜8g

乳果オリゴ糖(天然のサトウキビのしょ糖や、牛乳の乳糖が原料)

2〜8g

大豆オリゴ糖(大豆に含まれる)

2〜6g

ガラクトオリゴ糖(乳製品などに含まれる)

2〜5g

キシロオリゴ糖
(植物の繊維を特別な酵素で分解して作られたもの)

1〜3g

これは、あくまでも目安で、1日に1g程度の摂取でも効果が見られたという人もいますし、逆に1日15g程度摂取してもお腹がゆるくならなかったという話もあります。

 

さらに気をつけたいのはオリゴ糖の純度です。

市販されているオリゴ糖製品の中には純度が100%ではなく、他の成分が含まれているものもたくさんあります。5gのオリゴ糖を摂取するためにはその製品を何g摂取すれば良いのか。ということを考えなくてはいけません。

 

つまり、「オリゴ糖の目安摂取量=製品の分量」ではないということです

 

オリゴ糖の配合率が30%の製品であれば、一日に15g摂取しないということです。いろいろな商品の中からオリゴ糖を選ぶのであればその純度にも注目しましょう。

 

もちろん商品ごとに適量が記載されているはずなので、参考にしてくださいね。


オリゴ糖の適量は自分で見つけましょう!

初めてオリゴ糖を摂取する方はまずは目安の半分ぐらいの量で様子をみてください。

自分のおなかの状態を見ながら何も変化がないようなら、少しずつ増やしましょう。

 

とは言え、オリゴ糖は下剤ではないので飲んですぐに効果が出るわけではありません。2,3日で効果が出ないからと言って大量に摂るようなことは避けましょう。

 

長い目で見ていくためにも摂取した時間や量などを日記やカレンダーにメモで記録をとるのがおすすめです♪

 

また、子どもやお年よりの方が摂取するときは、さらに少なめのほうがよいでしょう。オリゴ糖は野菜やお母さんのおっぱいの中にも含まれているものなので、小さな子どもも安心して摂取することができるのも人気の秘密です。

 

利用者の中には大人だけでなく、赤ちゃんの不安定な腸内環境を整えるために利用しているお母さんが多いのも事実です。

 

しかし、オリゴ糖は通常の糖類と異なり、食物繊維のように消化するのに時間がかかるものです。なので、一度にたくさん摂りすぎると腸に負担をかけてしまうため、小さいお子さんや高齢者の方が摂取する際にはそういった「難消化性」の性質があることだけ忘れないようにしてくださいね。

 

 

もし便秘の症状があって改善したい、腸に負担をかけたくないということであれば、一日に少しずつ、何回かに分けて適量を摂取していきましょう。

 

そして、必ず水分と一緒に摂りましょう。オリゴ糖は、水分と一緒に摂るとふくらんで、腸の中をゆっくりと通り抜けて生きます。

 

その時に大腸に残っていた食べ物のカスなどをおだやかに押しながら進み、便となって出て行きます。オリゴ糖を毎日摂ることで、このような理想的なお通じにつながるというわけです。

適量を摂取することで見られる変化

オリゴ糖の摂取は、その人にとってちょうどいい量になると腸が元気に活動してくるのが自分でもわかります。

 

ただし、最初に現れる変化は嬉しいものだけではありません。オリゴ糖を初めて摂取した方に多い自覚症状に「お腹のハリ」があります。

 

オリゴ糖を積極的に摂取し始めると腸内でガスが発生し、おならがたくさん出ることがあるのですが、これはオリゴ糖が食物繊維のように消化しにくいためにおこる現象で、サツマイモを食べたときにおならが出るのと同じです。

 

ここで、「おなかにガスが溜まって張るから嫌…」と、挫折してしまう人も少なくありません。ですが、それでオリゴ糖の摂取をやめてしまうのはもったいないです。なぜなら、オリゴ糖によるガス問題は、ほとんどが一時的なものだからです

 

なぜ、オリゴ糖を摂取し始めた途端、おなかにガスが溜まる人とそうでない人に分かれるのでしょうか?その理由は、オリゴ糖を摂取し始めた時の腸内環境の差にあります。

 

本来、善玉菌の餌であるオリゴ糖ですが、腸内環境が乱れ、悪玉菌が優勢になっているとその悪玉菌がオリゴ糖を食べてしまいガスを発生させます。オリゴ糖を継続的に摂取すると腸内環境が整い、お腹の張りも収まっていきます

 

つまり、オリゴ糖を摂取し始めたことによって生じるガス問題は、腸内の不調のサインであるということです。すぐに挫折したりせず、ガス問題を乗り越え、腸内環境を整えてくださいね。

 

お腹の張りが気になる方は、週末や長期休暇の間に使用開始するなどの方法もおすすめです。オリゴ糖を始めるのであれば少しでも早いほうが効果的です。是非おためしください。

 

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